About A Boy (by badly drawn boy)
2004年4月1日 おんがく
家に居る間に2回聴いた。
今日みたいな…外では青空が広がり、部屋の中に陽射しが沢山入る、そんな天候の日にもってこいのCD。
今日みたいな…外では青空が広がり、部屋の中に陽射しが沢山入る、そんな天候の日にもってこいのCD。
バッドリー・ドローン・ボーイの背後にいる男、デーモン・ゴフが、2000年に出した『アワー・オブ・ビワイルダービースト』の余勢を駆って次作のレコーディングをする代わりに選んだのは、ニック・ホーンビィの小説『アバウト・ア・ボーイ』を原作にした映画に曲を書くことだった。美しい小曲の役目をする短いインストゥルメントの間奏で変化を与えられた歌は、原作の軽やかな雰囲気を生き生きと再現し、また(ニック・ホーンビィのストーリーがもつ何かにふさわしく)過去40年のポップ・ミュージックを構成要素としてとても品よく取り込んでいる。「サムシング・トゥ・トーク・アバウト」はブライアン・ウィルソンとポール・マッカトニーからの借用だが、模倣という感じはしない。「アバブ・ユー、ビロウ・ミー」は魅力的なワルツだ。うきうきとしてくる「ドンナ・アンド・ブリツェン」は、まさにフィル・スペクターがクリスマスしているといったところ。映画と音楽のこうした規模のすばらしい出会いというのはきわめてまれなことであり、この出会いもきっと祝福されて天空高く達するにちがいない。
2002年ブリティッシュ・ロック・シーン最重要新人アーティスト、バッドリー・ドローン・ボーイの新作は、秋公開映画のサントラ。ワイツ監督の熱烈な依頼によって実現した、全編書き下ろし。
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