大学の売店で文庫本フェアーやっていたから、読みたかった乙一の短編集をちょうど見つけ買って読んだ。
これは4つの短編から成っていて、私にとって文面が読みやすかった。明らかに中高生〜大学生向きな感じ。山田詠美の「放課後の音符」と一緒に青春のバイブルとして携帯することをお奨め。
4作に共通点は無いが、強いて言うなら、この文庫本のタイトルに関連するであろう「切なさ」というのがどの作品にも織り込まれている。
私は「未来予報」の初めのミステリアスな部分から、後半からの妙な正常に近いテンポのその温度差が面白かった。結局は、命について少し触れて考えるような、良く言えば感動モノ、悪く言えばよくありがちなストーリーが後の方に展開されている。
それでも、私はなんだか眠っていた感情が少しずつ目覚めてきたような感じがして、とりあえず今コレを読んで良かったと思う。
これは4つの短編から成っていて、私にとって文面が読みやすかった。明らかに中高生〜大学生向きな感じ。山田詠美の「放課後の音符」と一緒に青春のバイブルとして携帯することをお奨め。
4作に共通点は無いが、強いて言うなら、この文庫本のタイトルに関連するであろう「切なさ」というのがどの作品にも織り込まれている。
私は「未来予報」の初めのミステリアスな部分から、後半からの妙な正常に近いテンポのその温度差が面白かった。結局は、命について少し触れて考えるような、良く言えば感動モノ、悪く言えばよくありがちなストーリーが後の方に展開されている。
それでも、私はなんだか眠っていた感情が少しずつ目覚めてきたような感じがして、とりあえず今コレを読んで良かったと思う。
「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。
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