日本のスイッチ

2004年6月15日 ほん
この本が出版されたての時は読んでて相当面白かっただろうが、現在は出版から数十ヶ月経過しているので賞味期限が少し切れてしまっているような舌触りがするだろうが、それでも楽しむ事はできるだろう。
企業が商品を開発する上でマーケティング調査という重要な過程があるが、これを間違えるだけで会社の存続が危うくなる(多少、大袈裟)
一般の人、つまり消費者が普段感じている事と、特定の分野でしか働いていない者たちが感じる事とは、多少異質の物になっている可能性がある。見解の違い。
この本は今まで知らなかった、他人の意識を自分の中に取り入れることによって、最後まで読み切ったときには新たな感覚意識が僅かながらも生まれてくるのでは?と思う

↓ついでに「経済ってそういうことだったのか会議」という佐藤雅彦著書の本のコメント

経済の素人と気鋭の経済学者による、「経済とは何だ」というテーマについての対談集である。素人側には「だんご三兄弟」「ポリンキー」などを手がけた広告クリエーターの佐藤雅彦氏。学者側には大蔵省、ハーバード大学などを経て、現在は慶応大学教授の竹中平蔵氏。対談形式という気軽さも手伝って、経済に無縁の人でも十分に読みこなせる1冊となっている。
何と言っても、聞き手は広告業界で一流の人である。短時間に大切なメッセージをいかにわかりやすく伝えるかを追求するプロフェッショナル。そんな佐藤氏の質問は、シンプルかつコンパクトでありながら、ぐいぐいと事の真髄に迫っていく。対する竹中氏は、たとえ話を織り交ぜながら、明快に答えている。
「お金って何?」という素朴な疑問から始まる第1章「お金の正体」を読むだけで、読者は「経済」をぐっと身近に感じるだろう。第3章「払うのか、取られるのか」は税金の話である。多くの日本人(特にサラリーマン)にとって実感の薄い税金こそが、民主主義の根幹をなすものだと改めて教えられる。第4章「何がアメリカをそうさせる」は、経済のみならず文化、歴史的背景を掘り下げており、アメリカ文化の影響下にある日本人には興味をそそられる話題である。
この本の特異性は、経済という硬いテーマを扱いながら、エンターテイメントとしても楽しませてくれることだ。「世界で最初の株式会社とは?」のような、雑学的話題もあるので、会話のネタ本としてもおすすめ。ちなみに、正解は東インド会社。

んまぁ、こんな私でも東インド会社ってのは知っていたけど。

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