この映画作品は2002年のものだが、東京では今年4月から公開されていた。アカデミーやゴールデン・グローブにノミネートされるも受賞までは残念ながら至らなかった。
この作品では内面的な激しい愛情が描かれている。
あえて様々な愛情表現を殺しているのが、観客の心を惹きつけている。
若い女と中年の男。そんな点で、前回観たLost in translationと時代背景は全く違うにせよ、男女の恋愛の年齢差の設定など似たものを感じる。
中年男役ビル・マーレイもコリン・ファースも、若い女役スカーレット・ヨハンソンには指を触れるのも抑制していた(んまぁ…ビルは最後に優しいキスをしたけどね)
その演技が本当良くて、言葉で語らず、全て表情と目でその内面の愛情を静かに表しているのが両方の映画の特徴。

さて、グリート役であるスカーレット・ヨハンソン。
彼女が私と同い年だというから驚きである。普段はNYの都会っ子らしいけど、完全に17世紀の少女を演じていた。目で演技できる本格派の俳優となりつつもある。
フェルメール役であるコリン・ファース。
彼はセクシーな演技でこの映画にモーヴな緊張感を与えた。
(本当、格好良くて私ハマりました。)

私が選ぶ印象的なシーンは
グリートがフェルメールの前で頑なに隠してたブロンドの長い緩いウェーブが入った髪をさらけ出し、それを陰で静かにフェルメールが覗いていたシーン。あの時のフェルメールは本気で彼女を好きになったにちがいない。
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こんな感じで、ついつい陶酔…。
まだ上映している所があれば…純粋だけど奥深い恋愛を考えてみたかったら… 見に行くのをオススメしますよ。

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