BASQUIAT

2004年6月30日 えいが
噂には聞いていたけど
A.ウォーホール役の
デヴィット・ボウイの演技が
なかなか良い。
生前の動くウォーホールを
頭で簡単にイメージさせてくれた。

芸術を志す物にとって、商売=金は切りたくても切れない関係。
音楽でもそうだが、芸術家たちにとって、売れる、特に莫大な
金銭が動くような物を自らが発表したときには、その後の道が破滅に
向かうのと隣り合わせである事を誰からも暗示されずにいる。
芸術は生ものだから上手に扱わないとただ一方に腐るだけだ。

その点でこの映画に学ぶ事は少なからずあるだろう。

そんなバスキアも今じゃUNIQLOのTシャツに…
いいのか?駄目だよなぁ…

そういえば壁画で思い出したが
新規オープンするカラオケボックスの壁のペイントの仕事を
手伝う事になった。大学の補講期間と被っているのがなんとも
痛手であるが、友人や学科の先輩とやれるのが嬉しい。


カンバスに直接皿を貼りつけた絵画で知られる現代美術の巨匠、ジュリアン・シュナーベル初の監督作である。
描かれるのは、80年代のニューヨーク美術界に旋風をまきおこしながら、ヘロインの過剰摂取で若くして逝った伝説的な画家、バスキアの半生である。監督のシュナーベル自身、ほぼ同じ時期に画壇の注目を集めた、いわば当事者でもある。それだけに、主人公の芸術と商売との相克に迷う姿や絵の「解釈」を強いるマスコミへのイラ立ちなど、細部の描写が非常にリアルだ。またそれゆえ、伝記モノに多いありきたりな美化を避けている。加えてアンディ・ウォーホル役のデヴィッド・ボウイなどのキャストがよく、ジョン・ケイルの助けを得ての音楽もすばらしい。
普段は絵画に関心の薄い人にも一見をおすすめしたい、繊細なタッチで彩られた作品である。

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